栃木県立矢板高等学校卒業後、令和4年4月に正恵会に入職して、2年が経過したグループホーム宝寿の里の齋藤舜介さんにインタビューしました!
(左 理事長 岩﨑翔太郎 右 齋藤舜介)
〇自己紹介
岩﨑:それではよろしくお願いします。 まずはじめにプロフィールからお伺いしてもよろしいですか?
齋藤:はい。名前は齋藤舜介と言います。矢板高校の介護福祉科出身でして、現在就職して3年目を迎えています。最近の趣味は音楽フェスに行くことです。
岩﨑:好きなアーティストとかはいるんですか?
齋藤:マカロニえんぴつやVaundyが好きです。
岩﨑:おー、私も好きです。よく聞いています。音楽は良く聞きますが、フェスとかは行ったことないんですよね。
齋藤:ほんとですか。 音楽アプリで聴くのと生で聴くのとでは迫力が全然違います。ぜひ今度一緒に行きましょう(笑)
岩﨑:行きましょう。その時は誘ってください(笑)。 入職したきっかけはなんですか。
齋藤:母と兄も福祉関係の仕事をしているんです。母と兄が福祉の仕事での楽しいこと等を話している姿を見て、自分もやってみたいなと福祉の世界に興味が湧いていきました。
岩﨑:そうなんですね。正恵会を選んだ理由は何かありますか?
齋藤:兄が正恵会のホームタウンほそやに勤めていまして、それがきっかけで入ることにしました。
岩﨑:確かにお兄さんもホームタウンほそやに勤めているから、その影響が強かったんですね。それでは続いて、1日の業務スケジュールを教えてください。
〇仕事について
齋藤:では、早番の業務スケジュールを説明したいと思います。7時45分に出勤して、各フロアや居室の掃除を行います。 その後、清拭を準備したり、ゴミ捨てに行ったりします。それから申送りをした後に朝礼が始まります。朝礼後は掃除を行い、10時から12時まで料理作りに入ります。その後1時間休憩に入った後、バイタルチェック、フロアの消毒、掃除や草むしり、入浴介助などを、シフト表や状況に応じて行います。そして、16時45分に退勤となります。
岩﨑:ありがとうございます。続いて法人や施設の雰囲気について教えてください。
齋藤:そうですね、宝寿の里は職員間の信頼関係が強くてチームワークを大切にしている職場ですね。そして利用者様と職員の関係については、サービスを提供する側とされる側というよりは、お互いに支え合う家族のような雰囲気に近いものがあります。利用者様に寄り添う第2の家族になった気持ちでケアしているんです。
岩﨑:具体的にはどういった部分がそうなんですか?
齋藤:食器の整理や洗濯物たたみなど、手伝ってもらっても安全なことは利用者様に手伝ってもらっています。逆にこちら側も一方的にケアを提供するという気持ちではなく、利用者様が 日常生活を満足して送る上で必要なことをお手伝いするという気持ちでケアを行っています。お互い様という精神ですね。
岩﨑:なるほど、良い関係性ができているんですね。ありがとうございます。続いて、入職する前と今とで、法人や施設、介護に対するイメージの変化はありましたか?
齋藤:そうですね、入職してからのイメージは最初に見学した時と変わらなかったですね。 利用者様は楽しそうに生活していて、職員もメリハリをつけてしっかり仕事をしていて、利用者様と職員の関係性も良く、良い雰囲気の職場だなと思ったら、もうそのままでしたね。
岩﨑:ギャップが一切なかったんですね。介護のイメージに関してはどうですか?
齋藤:入職する前はこちらがケアをしてあげるというふうに思ってたんですけど、 利用者様が自分で出来ることをこちらが率先して行おうとすると、衝突してしまうんですよね。なので、我々は介護をさせて頂いている、日常のお手伝いをさせて頂いているという認識に変わりましたね。
岩﨑:そのさせて頂いているという認識は重要ですよね。続いて入職して良かったと思うことはありますか。
齋藤:利用者様との関係性ですかね。初めの頃はちょっと挨拶が硬かったり、目が合ってもお辞儀だけだったりという感じだったんですけど、関係が深まっていくうちに、「おう来たんか!」みたいな孫とか家族に対する接し方に変わってきたんですよね。その変化が凄く嬉しく感じました。
〇成長した部分やプライベートについて
岩﨑:そうだったんですね。続いて、入職して成長した部分と今後伸ばしていきたい部分は何かありますか。
齋藤: 最初は家族対応の仕方がよく分からなく、言葉遣いとか何を説明したらいいのかというのが分からなかったんですよね。ですが、最近は家族に質問されても焦らないで冷静に対応できるようになってきて、そこの部分が成長を感じましたね。そして、今まではよく他の職員に助けてもらいながら仕事を行ってきたんですけど、これからは自分の仕事をこなしつつ、他の職員が困っていたら助けられるようになれたらいいなと思っています。
岩﨑:なるほど、期待しています(笑)
齋藤:ありがとうございます。応えて見せます(笑)
岩﨑:失敗談や苦労話などはありますか?
齋藤:結構物を壊しがちなんです。入職してすぐ物に頭をぶつけて壊しました(笑)。他にはプラスチックのスプレーボトルがなかなか霧吹きが出なくて、そのまま握りつぶしちゃったり(笑)。そしてもう一つがやり忘れですね。助けてもらうのが当たり前の精神状態になっていたんで、そこの部分は最近心を入れ替えて頑張っています。
岩﨑: 心を入れ替えたんですね。ぜひ、頑張ってください。プライベートの方は楽しめていますか?
齋藤:コロナ禍で大変な時を過ごして、今もなお油断できない状況ではあるんですけど、逆に感染対策に十分に気を付けさえすれば、何でも楽しめると考えています。音楽フェスに行ったり、友達と遊びに行ったりと感染対策に気を付けながら全力で楽しんでいます。
岩﨑:感染対策は大切ですよね。仕事が忙しすぎてプライベートに支障をきたしているってことは特にありませんか。
齋藤:そこは全くないですね。逆にプライベートが充実すぎて申し訳ないくらいです(笑)
岩﨑:それなら良かったです(笑)。今後法人に取り組んで欲しいことはありますか?
齋藤:やっぱり若い人をたくさん入れて欲しいです。同世代の人が中々いない業界なので。同じく介護士の同世代の友達も増やしていきたいです。後、利用者様も孫のような感覚になって嬉しいんじゃないかなと思います。
岩﨑:そうですね、そこは私の方で頑張っていきたいと思います。
齋藤:よろしくお願いします。
〇今後の目標と後輩に向けて伝えたい事
岩﨑:続いて、今後の目標や将来像はありますか?
齋藤:今の主任が凄く良い方でして、あんな人になれればいいなと思っています。サブリーダー、ユニットリーダーみたいに段階を踏んで少しずつ経験を増やしていって、いずれ 管理者になれたらいいなと考えています。そして、今まで自分が学んできたことを後輩にたくさん伝えていけたらいいなと思っています。
岩﨑:できると思いますよ。
齋藤:まだまだ叱られてばかりですが、頑張っていきます(笑)
岩﨑:叱られながら成長していってください(笑)。因みに主任のここが凄いなと思うところはありますか?
齋藤:安心感ですね。 トラブルが発生してどうしたらいいか分からなくなって相談しても、主任が冷静に対応してくれて、その指示の通りにすれば全て上手くいくんですよね。絶対的な安心感があるので、自分もそういうふうになれたらいいなと思っています。
岩﨑:齋藤さんならなれると思います。ぜひ頑張ってください。続いて後輩に向けて何か伝えたい事があればお願いします。
齋藤:社会人としての正しさというのは凄く大事なんですけど、学生生活で培ってきた自分の個性というものも、社会に出てからも大事にしてほしいです。社会人だからこうあるべきだという価値観に全てを縛られることなく、社会人として振る舞うべき部分はそうして、それ以外の部分では自分を大切にして全力で楽しむ。そういう考えを持つことが、社会人生活の満喫に繋がってくると思うので、そこを忘れないでほしいです。
岩﨑:そうですね、齋藤さんは実際に社会人生活を全力で楽しんでいるので、 非常に参考になる考え方だと思います。それではインタビューは以上になります。ありがとうございました。
齋藤:ありがとうございました。